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絵を描き始めた動機と、これまでの経歴

絵を描き始めた動機

 住まいの寮が山の中腹で、大学の工学部は別の丘にあった。
毎日通う道は田舎道を選んでいたので、一旦谷に下り、また登る。帰りに見る坂の登り口に、生垣と柿の木のある土壁の家があった。土蔵もあった。道も程よく曲がっていて、毎日見ているうちに気に入ってきて、「これは今まで見たどんな絵より素晴らしい景色だ」と思えるようになった。
 とうとう水彩絵の具を買ってきて、描いた。後にも先にも一回かぎりのつもりだった。
 ところが、就職先の会社の食堂に、まったく同じ場所の絵が掛かっていた。
「あっ、プロの絵描きもあそこを選んでいる。構図もすっかり同じじゃないか」僕には絵の才能があるに違いない。ということで、始まった。
 やがて松尾鉱山に通うことになる。

 そのうち分かった。
プロの絵描きと思っていた、食堂の絵の絵描きさんは、職場サークルの先輩だった。



作者経歴:
(学歴、受賞歴などの経歴は、書くほどのことはないのですが、作品の鑑賞を邪魔するものと思っていますので、あまり見ないことをおすすめします。) 

1938~  岩手県に育つ。(言語学者金田一京助の甥)
1961~  日立製作所日立工場職場サークルで油絵を学ぶ。
 日立市展、県展、勤労者美術展出品受賞、二紀会初出品初入選以後出品せず
1985~ 創造美術会へ出品、1987会友推挙、1990頃退会まで毎年受賞
1987~  初個展。2007年まで、個展は16回。  2つのグループ展に毎年出品
 人の尻馬に乗って銀座に5回、岩手県に1回、と故郷の友に誘われて県外にも出品(受賞)してみた。
1990~  フランスの画家サージ・マルジス氏が選ぶサージ・マルジス賞受賞ほか。
1991~  何かと受賞が多くなってきたが、この頃より体調が悪くなり始め、以降小品を主に、体調に合わせて描いてきた。 
2003~ 2003年2月パリスケッチを中心に14回目の個展開催以降、「慢性疲労症候群」により体調思わしくなく作品はあまりできず。
2004~ 4月中パリに滞在。パリのほか、オンフルール、ルーアンなどフランス各地の他、ドイツ・ライン川周辺にもスケッチ取材旅行。

2005  3月に第15回個展、 7-8月に 渡仏 パリのほか、イルド・フランス、ブルゴーニュ、そして二週間滞在のコルシカ島
2006  2-3月パリとその周辺スケッチ取材
2007  1月 第16回個展、

by junjikin | 2007-07-29 19:12 | 自己紹介  

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